私が組織に属さない理由

2021/03/29

植草歩選手と香川政夫師範のニュースには驚きました。

詳しくはこちら↓

 

このような事件を耳にする度に思うのは、

 

「もし私がその場にいたら自分の正義と倫理に則った行動ができるだろうか?」

 

という事です。

私はバリバリの体育会系で育ってきた人間なので、上下関係を重視する世界観の事を重々理解しています。

私が学生の頃、

 

先輩=王様

OB=天皇

先生=神様

 

という冗談が、そんなに冗談でもない世界観でした。

一つ断っておきたい点として、上下関係そのものは、悪いものでは無いという事です。

むしろとても大事なものだと思っています。

先生、先輩に敬意を払う事は大事です。

私自身、厳しい上下関係を経験して良かったと思っています。

 

しかし、その中で時折、理不尽な命令に従わなくてはいけない時もありました。

そして、理不尽な要求をされている仲間を、黙って見ているしかない時もありました。

 

その頃の事を思い出すと、未だに悔しい気持ちになります。

過去の自分の勇気の無さに情けなくなります。

 

なぜ理不尽な事に従ったのか?

理由は二つ。

 

恐怖と恩義

 

です。

「恐怖」とは、単純な暴力への恐さです。

今でこそ私は「肉体的に強い人間」ではありますが、最初は弱かったのです。

当たり前ですね。

弱いからこそ、強くなりたいと願い、空手を習った訳です。

しかし、空手を習い、これから強くなろうとする時期に、既に強い先生先輩から理不尽な要求をされる訳ですから、怖いのです。

恐怖を克服する前に、恐怖を与えられるので、どうしてもビビッてしまいます。

なので、当時の私は思いました。

 

「いつかこいつらよりも強くなってぶっ飛ばしてやる!」

 

と。

そして実際に、“こいつら”よりも強くなったのですが、今となってはどうでも良く感じるものです😁

 

二つ目の理由の「恩義」ですが、先生先輩から時折理不尽な事をされながらも、その先生先輩のお陰で強くなれたのも事実です。

また、時に良い事もされるのです。

このように書くと、まるでDV被害者の心理と同じですね(^^;)

 

兎角、恐怖と恩義か混在となって、余計に上下関係が強固になってゆくように感じました。

 

何度も言うように、上下関係そのものは良いものです。

多少、先生先輩から理不尽な目にあわされても、です。

しかし問題は

 

“多少”を超えた時です。

 

多少を超えた理不尽な事を受けた際、上下関係の呪縛を断ち切る事ができるか?

 

今の私なら「断ち切れる!」と自信を持って言えます。

しかし、何かの組織に属し、その組織内での先生先輩が理不尽な事をしていたとしたら、黙って見ているという事はありませんが、かなり慎重に動くでしょう。

そしてその際は、

 

組織を辞める覚悟

恩知らずの汚名を着る覚悟

 

が必要になるでしょう。

まさに「白い巨塔」のような感じですね。

 

 

そこまで大きな話にならなくても、組織に属している中では、先生先輩のメンツは立てるようになります。

なので、もし私が全日本空手道連盟に所属していたら、今日のようなブログは書かなかったでしょう。

 

私が組織に属さず、独立している理由は、

 

自由でありたい

 

という考えが根本にあるからです。

その事を今回の植草歩選手のニュースで、思い出しました。

この事件が少しでも良い方向に向かう事を願っています。


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