試合で勝てない人の特徴3つ

2021/03/22

約20年の空手指導歴から感じた、

 

試合で勝てない人の特徴3つ

 

を解説します。

 

1.試合に出ない

デビュー戦で勝てる事の方が稀です。運よく初戦を勝てても、2回戦は難関です。

初戦は、いわば運ゲーで、同じようにデビュー戦の選手と当たる事もあれば、はじめから優勝者と当たる事もあります。

運よく経験が浅い選手と対戦すれば、勝つこともあります。

しかし、2回戦目からはそうもいきません。

何故なら、2回戦で当たる選手は、

「1回戦を勝ち上がってきた選手」

です。弱いという事は殆どありません。

 

つまり、試合出始めの頃は、

「勝てなくて当たり前」

ぐらいに考えていた方が良いのです。

しかし、デビュー戦の敗戦のショックで、試合に出なくなる事があります。

また、そういう人は、

「もっと強くなってから試合に出ます」

と語る事があります。

 

しかし、

「強くなってから試合に出た人」

を見たことは一度もありません。

 

試合を設定する事で、試合を意識した練習をするようになります。

試合を重ねるごとでしか、試合慣れはしません。

勿論、はじめから上級の試合に出ることは無謀ですが(私はそうしましたが(笑))、少なくとも新人、初級レベルの試合は、

 

「出場してナンボ」

 

です。

私自身の経験上と、指導経験上、

 

「3回目の出場で、試合を頭で理解できる」

「5回目の出場で、試合を身体で理解できる」

 

です。

1回、2回の試合で優勝できる人は、天才タイプか、身体に恵まれているかのどちらかです。

90パーセント以上の人は当てはまらないので、3試合までは負けて当然だと考えると良いと思います。

 

2.改善しない

例えば、腹を効かされて負けたとします。

その場合、次の試合までに、

「打たれ強さを養う」

「被弾率を下げる為に沢山動く」

等、改善する必要があります。

改善の仕方は、先生や先輩に聞けば教えてくれるでしょう。

しかし改善努力をせずに、次の試合に出たら、大概負けます。

 

勉強で例えると、ミスがあれば、そのミスを改善する事は当たり前です。

勉強に於いて、テストをすることは必要ですが、テストだけで頭が良くなる訳ではありません。

 

「学習→テスト→復習・予習→テスト→復習・予習・・・」

 

という上達の道筋は誰しも理解できると思います。

しかし、筆記テストのような数値化できるものでは無く、空手の試合の場合、

 

「試合に出ていればいずれ勝てるようなる」

 

と考える人が、意外と多いのです。これは、

「テストを受け続けていればそのうち100点取れる(但し復習・予習はしない)」

という考え方と同じぐらいナンセンスです。

 

3.調べな

試合で「優勝したい」「1回でも勝ちたい」という目標を掲げたとします。

しかし、勝てない、優勝できない人の考え方は、

 

「こうすればいつの日か優勝できるだろう」

「こうすればいつの日か勝てるだろう」

 

といった具合に、

 

自分の経験値、感性を基に計画を立てる

 

場合があります。

これから自分の人生至上でまだ成しえていない事を成そうとしているのに、まだ何も成しえていない“自分”を基準にしているのです。

そんな何も成し得ていない自分を基準にするのでなく、すでに成しえている人、すなわち現在勝ち続けている成功者を基準にした方が確実です。

 

「勝つ選手はどれぐらい練習しているのだろう?」

「勝つ選手はどんな練習をしているのだろう?」

「勝つ選手はどんな考え方をしてるのだろう?」

 

と調べたり、聞くことが大事です。

しかし、これをせずに、自分の経験値や感性を基に計画を立てる人は意外に多いのです。

 

例えば、私は試合で優勝経験がありますが、その私に対して、

「私は優勝を目指しています!」

と意気揚々と目標を語る人がいます。

しかし優勝経験者の私から見ると、優勝という目標に対して、努力量が釣り合っていない場合が殆どです。

逆に優勝する人は、

「優勝するにはどうしたら良いですか?」

と聞きます。

 

これは、試合だけに限った事ではありません。

黒帯を目指す人でも、

「私は黒帯になります!」

と宣言する人は、大概成長しません。

「黒帯になるにはどうしたら良いですか?」

と聞き、そのアドバイスを参考にし、実行する人の方が成長します。

当たり前ですね。

 

有言実行が効果を発揮するのは、

「有言したことが達成できなかった時に恥・リスクが伴う環境」

の場合のみです。

目標を公言する事で、モチベーションを上げるタイプは多いのですが、リスク無き公言をする人は、そのモチベーションですら長続きしません。

 

いかがだったでしょうか?

少なくとも私は、上記の三つが出来ているのに勝てない人は、道場内外問わず、見たことがありません。

逆に、

 

1.試合に出る

2.改善する

3.調べる

 

事が出来る人は必ず実績を残せています。

 

試合で勝つ事だけが全てではありません。

試合に出ないことは1ミリも悪くありません。

しかし、「試合で勝ちたい!」「優勝したい!」という目標があるにも拘わらず、その目標が達成できないのであれば、まず自分の考え方を見直してみてはいかがでしょうか?

 

戦術やテクニック等の“枝葉の部分”は、それからです。


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