ロッテ17連敗で感じた“一球入魂”の虚しさ
2021/02/17
1998年、私の高校時代のある日、テレビで野球観戦をしていた時の思い出です。
私は、熱狂的な野球ファンではありませんでしたが、この日は印象に残っています。
何故なら、父の応援する千葉ロッテが16連敗中という、悪い意味で注目せずにはいられない試合だったからです。
さて、この試合の投手、黒木選手は、順調に試合を進め、この調子でいけば勝利し連敗ストップ!
そして、あと一つアウトをとれば勝利!
無論、黒木選手に1ミリも油断は有りません!
雄叫びを上げながら一球入魂、魂の一投!
しかし・・・
無情にもホームランを打たれ、そのまま負け。
17連敗と言う不名誉な日本記録を更新してしまったのでした・・・
この出来事で、私の脳内には、
「“気合い”って一体・・・」
「“根性”って無意味?」
という考えが反芻したのでした。
これまでの私は(と言っても生誕から高校生)、スポコン漫画等からの影響から、
「気合いがある方が勝つ」
「根性がある方が勝つ」
という価値観でした。
ロッテ17連敗は、その価値観が揺らいだ出来事だったのです。
時を進めて2008年。
イチロー選手の動画↓の3:00~から、印象に残る言葉を聞きました。
集中では無く分散
この言葉を聞いた当初(25歳)は、その言葉がどれだけ重要なのか、解っていませんでした。
否、
「なーーーとなく」
は、体感的に納得しました。
何故なら当時、私の空手の試合で、
「体調が悪い時の方が一本、技有りが多かった」
「体調が良くて、気負っている時ほど、技が決まらない」
という経験をしてきたからです。
これはどういう事かと言いますと、凄く簡単に言うと、
気負うと力む
のです。
この事は、多少なりとも、スポーツや格闘技を経験している方であれば、体感していると思います。
しかし・・・、です。
「気負うと力む」という、現実があるにも関わらず、スポーツや格闘技の世界では、
一球入魂教
ともいうべき価値観を、多くの人が持っているように感じます。
確かに、あるレベルに到るまでは、一つ一つの動きや技に魂を込めるが如く、真剣に取り組む時期は必要です。
これができなければ、始まりません。
しかし、上級者、プロレベルに到っても、それで良いのか?
その答えを今回のセミナーでは、
非上達感の上達法
5大要素:無気力、崩れ力、ビビリ力、サボり力、諦め力
として体系化、言語化し、お伝えします。
今回、野球で例えたように、空手や武術以外のスポーツ経験者にも通じる内容になります。
ジャンルを問わず、参加者募集中です!
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