身長の差を克服する方法論【野球の速球編】

2021/02/09

一般的なトレーニング理論は「筋肉を鍛える」という方法論が主流になっています。

「○○筋を鍛える」

「△△筋を鍛える」

といった方法論でトレーニングを行う事で、最終的にパフォーマンスアップに繋がる、といった考えを多くの方が漠然と抱いているようです。

 

しかし、鍛えて改善する事ができない要素があります。

それは、

 

身長

 

特殊な例を除き、基本的には成人になってから身長を急激に伸ばす事は不可能です。

しかし、この身長と言う要素は、格闘技は言うまでもなくスポーツに於いても、無視できない要素です。

 

野球を例にすると、豪速級ピッチャーの殆どは高身長です。

158キロの速球を投げるダルビッシュ有選手は196㎝もあります。

 

さて、190㎝以上あるダルビッシュ有選手が行うトレーニングや技術論があるとして、それらを170センチ以下の選手が真似をしたとして、はたして上手く行くのでしょうか?

 

上手くいく要素もありますが、合わない要素も当然出てきます。

 

しかし、現在主流となっているトレーニング理論は、筋肉をメインに考えている、言うならば、

 

筋肉理論

 

なので、身長の差を克服するような概念が内容に感じます。

いかに筋肉理論が素晴らしくても、190㎝以上の選手と170㎝以下の選手が同じトレーニングを行えば、物理的な差で高身長の選手が有利です。

無論、身長が低い選手は、その分、戦略や戦術を駆使している事は言うまでもありません。

しかし、レベルの高い試合では、高身長の選手も戦略や戦術を駆使しています。

よって、どこまで言っても、「身長の差」と言う「物理的な差」は付いて回ると言えます。

 

ではどうすれば良いのか?

 

物理的な差を解消するには、物理的に解消するしかありません。

 

これは何も骨延長手術しろと言う結論ではありません(笑)

 

野球の投球を例に説明します。

速球を生み出す要素は幾つもありますが、そのうちの一つに、

 

高低差

 

があります。

単純に投げる力が同じならば、高いところから投げた方が速くなるという事です。

よって、腕を高く上げてから投げると良い訳ですが、腕による高低差だけでなく、

 

体幹による高低差

 

が重要な要素になります。

つまり、

 

「より低く落ちながら投げる」

 

事で、身長差(≒手足の長さ)によって不足している高低差を埋める事ができます。

 

ダルビッシュ有選手のピッチングフォームご覧ください。

 

次に今は引退しましたが、身長170センチで最速147キロの武田久選手。

 

投球直後の姿勢がかなり違いますね。

 

では、高身長の選手が「より低く落ちながら投げる」を行えば、もっと速くなるのでしょうか?

質量が大きければ、大きいほど、移動する際に必要な運動エネルギーが増しますので、その分疲れたり、正確性や緻密性が低下すると思われます。

よって、大型選手が無理に武田久選手のフォームを真似すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。

全ての選手に「より低く落ちながら投げる」フォームが適している訳ではないという事です。

 

大切な事は、腕だけでなく、体幹による高低差を考える事だと、私は提唱します。

 

ちなみに「より低く落ちながら投げる」は、私が提唱した相対軸理論に於ける「落下」と同じ原理です。

 

身長の差を克服する方法論として、ピッチングを例に紹介した「落下」はあくまで一例です。

今後は、同じくバッティング、素早いジャンプ、ひいては格闘技、武術の於ける例にも、紹介して行きます。

 

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