格闘技は判定勝ちを熟知していなければならない!【日暮里/格闘研究塾】
2021/02/05
昨日は日暮里のブドーステーションにて格闘研究塾。
この日は私の妻も参加し、野沢先生と2名が参加。
私の妻はフルコンタクト空手が強くなることが希望。
野沢先生はムエタイが強くなることが希望。
フルコンタクト空手とムエタイは、ジャンルが異なりますが、共通している事は、
打撃格闘技
である事。
そして、打撃格闘技の理想は何と言っても、一本勝ち、KO勝ちにあります。
しかし、経験者同士の戦いでは、中々相手を倒す事は出来ません。
対戦両者は、
「倒したい!」
と思うと同時に、
「倒されまい!」
と思う訳ですから、実力が伯仲するほど、消耗戦になります。
そこで、重要になってくる考え方は、
判定勝ち
・・・。
おそらく何人かの方は、
「判定勝ちを考えるなんてセコイ」
と思ったかも知れません。
少なくとも私は、最初はそう思っていました。
しかし、判定勝ちを頭に入れて練習をする事は、理想が一本勝ちやKO勝ちであればこそ、とても大事です。
格闘技とは難しいもので、
「倒す!」
という気持ちが強ければ強いほど、余計な力みを生みやすくなります。
「倒す!」という心理は、ある種の自分本位な心理です。
しかし、判定勝ちを考えるという事は、
審判や観客
という第三者の心理まで考える、相対的な心理です。
例えば、戦いの中で疲れると、誰しも動きが鈍ります。
しかし、対戦相手よりも有効打や手数で負けている場合、判定にもつれ込むと、負けてしまう事を感じていれば、少々苦しくても攻めるしかありません。
つまり、練習の段階から、そのような局面を意識して行わないと、格闘技に必要なスタミナやスピードが身に付かないのです。
「疲れた→動きが鈍る」
という単純な公式では、相手を倒すどころか、倒されてしまいます。
これは何も無限のスタミナを身に付けろという話ではありません。
疲れたら、
・疲れたことを相手、審判、観客に悟られないようにする。
・なぜなら相手に隙を見せる事になるから。
・隙があると倒されるリスク、判定負けするリスクがある。
・ではどうするか?スタミナに余裕があれば攻め続ける。
・スタミナに余裕が無ければ、手数を減らしてタイミング重視にする。
という考えの基に動かなければなりません。
それができて初めて、一本勝ちやKO勝ちに繋がります。
昨日の格闘研究塾では、そこを強調してお伝えしました。
お二人とも、経験者なので、すぐに意図を理解し、実践できました。
昨日の稽古で確実に強くなりましたね。
心が変われば動きが変わります!
☆野沢先生のミドルキックを受け続けて腕が真っ赤(^^;)
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