新しい空手ルールの普及

原点回帰の新しい空手のルール。

沖縄から本土に伝わった武術「空手」は競技化する事で、多くの実践者・愛好家を生み、広く発展・普及しました。

近年はオリンピック種目に空手が選ばれ益々発展普及が促進されました。

しかし私は、空手界全体が、競技至上主義の流れに傾いてしまう事で、伝統型に含まれる「空手本来の技術」が、今まで以上に形骸化してしまう可能性がある事を憂いています。

 

そんな空手界、格闘技界の時流の中、原点に帰り、伝統型、型の分解(使い方)を研究し、空手の型の技術を、自由組手の中でも安全に競える、

 

空手ルール(旧称・自由分解ルール)

 

を創りました。

 

設立当初は、

「型の分解を自由組手で使う」

というコンセプトから、

「自由分解ルール」

と名付けましたが、普及と言う観点から、「名称の由来が専門的過ぎて伝わりずらい」という課題がありました。

私が主宰する武術空手道孝真会内に於けても、「自由分解ルール」という名称によって、

「何か特殊で、難しいルール」

と印象を抱く生徒が多かった経緯がありました。

 

そこで、「○○ルール」と、特色を出そうとするのでなく、シンプルに、

 

空手ルール

 

で良いではないか、という結論に至りました。

組手を「ルールありき」でも「強弱論」で取り組むのでなく、空手本来の技術をいかに表現できるかという、よくよく考えれば当たり前の前提を多くの方が忘れがちになっていると感じていることから、敢えて頭に冠を付けず、“空手ルール”としました。

原点回帰の新しい空手スタイル“空手ルール”を、多くの方に知っていただく事で、オリンピック化の流れとは別な角度から、空手界に貢献が出来ると信じています。


空手ルール概要

“空手ルール”はこれまで多くの試行錯誤を繰り返して行きましたが、2018年よりほぼルールは確立しました。

簡潔に説明すると“空手ルール”は、

「フルコンタクト空手ルールの判定基準を変えただけ」

です。

言い方を変えると、

「フルコンタクト空手で反則とされる行為は、空手ルールに於いても反則」

です。

周知の通り、フルコンタクト空手ルールは「手技による顔への直接攻撃」「金的への直接攻撃」「背面への直接攻撃」「倒れた相手への直接攻撃」等が禁止です。

空手ルールに於いても、それらの行為は安全上反則ですが、ノンコンタクトであれば、繰り出した技を“判定の材料”となります

例えば、双方に技有り、反則のポイント差が無い場合、フルコンタクト空手の場合は、

 

1.ダメージ 2.有効打 3.手数足数

 

を基準し、判定を下します。

既存のフルコンタクト空手の場合は、顔面や金的への攻防は度外視し、動きの優劣を決めますが、“空手ルール”の場合は、

「顔や金的等の急所へのノンコンタクトによる打撃」

を判定基準の「2.有効打」として評価します。

逆の見方をすれば、

「顔や金的等の急所へのノンコンタクトによる打撃に対して無防備」

であれば、判定で不利となります。

よって、ノンコンタクトによる「正拳上段突き」「裏拳打ち」「肘打ち」「手刀打ち」等が、判定の際に有利な打撃となるのです。

無論、これまでのフルコンタクト空手ルールと同様、反則部位以外への打撃によって、効かせて「技有り」や「一本」を取ることで勝つことも可能です。

 


現在公式ルールブック及びルール説明動画を作成中です。

少年部スパーリング

第1回空手チャレンジ内部組手試合【空手ルール少年の部決勝】

第1回空手チャレンジ内部組手試合【空手ルール少年の部準決勝1】

第1回空手チャレンジ内部組手試合【空手ルール少年の部準決勝2】


空手ルール(旧称・自由分解ルール)が掲載された雑誌

2014年・月刊フルコンタクトKARATE5・6月号連続掲載

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